レディースクリニックしげみつ

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一般婦人科

子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、月経異常、月経痛、月経前緊張症(PMS)、不正出血、帯下異常、下腹部痛、かゆみ、痛み、排尿痛、陰部のできもの、月経をずらしたい、など、気になる症状がありましたらご相談ください。
子宮筋腫、内膜症などの良性疾患に対しては、症状やライフスタイルに合わせて経過観察、薬物治療を行います。手術が必要な場合は、手術可能な施設をご紹介させていただきます。

思春期外来

思春期外来

思春期に特有の月経痛、月経異常、月経前緊張症(PMS)、神経性食思不振症、などの診断・治療を行います。
ときには薬を使い、ときにはカウンセリングを行い各々によって対応は代わります。
体の成長にともない、特に女性の思春期で最も特徴的なことは月経(初経)です。

  • 周りは初経が始まっているのに自分は中々初経が来ない
  • 一旦始まった月経が3ヶ月以上も止まってしまった
  • 月経が長期的に続く
  • 月経痛がひどい
  • 月経の周期がバラバラなど

ご心配な方は一度ご相談ください。

月経不順

月経不順

  • 突然前触れもなく生理が来なくなってしまった
  • 間隔が伸びて次の出血が始まるか検討がつかない
  • 生理なのか不正出血なのか判断がつきにくい

など、月経に関する様々な不安をお持ちの方は少なくありません。
排卵に問題があるケースもありますが、他にもストレス、過労、肥満、無理なダイエットなどの心身共に変化が加わると、ホルモン分泌がアンバランスとなります。

月経不順(続発性無月経)を検査する方法としては、内分泌検査、基礎体温測定、画像診断、ホルモン負荷テスト等が挙げられます。

  • 生理周期が長い場合
    生理周期が39日以上と長い場合は、脳からのホルモン分泌の指令が乱れて、卵胞の成熟が途中で止まり、そのまま排卵していないことが考えられます。
    卵胞が排卵すべき時期に排卵しないで維持されると、エストロゲンが分泌されます。その為、生理が始まるべき時期を過ぎても、子宮内膜は厚み増し続けます。そのうち厚みの限界を超え、子宮内膜の出血が起こる原因となります。
  • 生理周期が短い場合
    生理周期が24日以内と短い場合も、脳からの指令にトラブルが起こり、卵胞が成熟しないまま、排卵をせずに衰退してしまう無排卵月経の可能性があります。
    この場合、エストロゲンの分泌が早い段階で減ってしまい、子宮内膜が増殖を続けることができません。その為、早く出血が始まってしまいます。

月経困難症

生理が重い、生理痛がひどい等よく聞きますが、これらを月経困難症といいます。月経の際に日常生活に支障をきたしたり、寝込んだり鎮痛剤を必要としたりする場合を指します。
この痛みの程度は人により異なり、下腹部痛・腰痛、頭痛、・嘔吐、失神までいくことがあります。

月経前症候群
(PMS)

生理前に起こる様々な体調トラブルの総称です。症状を自覚する時期には個人差があります。排卵時期から生理開始まで体調不良が続く方もいれば、生理開始の前日に少しだけ症状がある方もいます。主な症状は大きく2つに分かれます。下腹部の痛みや膨満感、乳房の痛み、肌トラブル、むくみ、頭痛、めまい、肩こりなどの身体症状と、イライラや情緒不安定、憂うつ感、注意力の低下、睡眠障害といった精神症状です。
これらの症状は、ホルモンバランスと脳内物質の変化に深く関係しているといわています。

  • プロゲステロンが増える
    排卵が終わってから生理が始まるまでの約2週間、プロゲステロンという女性ホルモンが増加することでPMS症状が起きるといわています。
  • セロトニンが減る
    精神的なPMS症状は、セロトニンという物質が減ると起きやすいとされています。セロトニンは喜びや幸せを感じる脳内の物質です。気持ちのコントロールに欠かせないものです。
    平均して「生理の7日前~生理前日」頃に症状が表れる方が多いと言われています。
  • 体の症状
    • 胸の張り・痛み(胸が硬く張る、胸に痛みが生じる)
    • 感覚が伸びて次の出血が始まるか検討がつかない
    • 眠気(日中に強い眠気に襲われる、夜しっかり寝ているのにだらだら眠気が続く)
    • 肌荒れ(生理前になるとニキビ・吹き出物が出来る、肌がかゆくなる)
    • 頭痛(脈にあわせてズキズキ痛む、頭が締め付けられるように痛む)
    • 食欲が増す(食べても食べてもお腹が空く、無性に甘いもの、脂っこいものが食べたくなる)
  • 精神的な症状
    • イライラ(なんだかイライラする、感情的になる、周りの人に当たってしまう)
    • 憂鬱感(すべてにおいてやる気が出ない、ぼーっとしてしまう、気分に波がある)
    • 情緒不安定
    • 集中力の低下
    • 悲観的になる

子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮の平滑筋という筋肉に、子宮の細胞とは異なる性質を持つ良性のコブのような塊ができる疾患です。

この塊を筋腫といい、できる大きさ、数はさまざまです。どこにできるか、どの方向に発育するかによって症状が違ってきます。
月経が始まる前の女性にはみられず、30~40代の女性に多くみられます。
筋腫は閉経すると小さくなるので、女性ホルモンが関与しているといわれています。

  • 症状
    過多月経、月経困難症、不妊症のほか、腫瘤感(しこりを触れる)、圧迫症状(膀胱圧迫、直腸圧迫、骨盤圧迫)等

子宮内膜症

子宮内膜症は、初経後10代後半から発生する可能性があり、20~30代の女性によく見られる病気です。
子宮内膜症の原因については免疫異常、月経血が卵管を逆流して起こる逆流説が有力視されていますが、はっきりしたことは分かっておりません。
内膜症とは、もともと子宮内腔で生理をおこす子宮内膜という組織が、まったく違う場所に存在することによって、増殖発達していく病気で、良性ですが進行性の病気です。

  • 症状
    • 月経困難症、生理痛 子宮内膜症の症状のうち、最も多いのが生理痛です。生理中やその直前や直後に激しい下腹部の痛みや腰痛などがあります。
    • 下腹部、腰痛、排便時痛 生理に伴う場合、生理以外でも症状が出る方もいます。排便時の痛み下血(排便時に出血)等もあります。
    • 性交痛 性交時に痛みをともなうことがあります。
    • 月経過多 生理の経血量が多くなり、血のかたまりが多量に出たり、ナプキンなどを頻繁に交換しなければならないなどいった症状が出ます。
    • しこりが触れる 子宮腺筋症などでは、子宮が大きくなり、腹部前面に突出してくると堅いしこりを確認できることもあります。
    • 不妊症 不妊症の約50%に子宮内膜症が存在するといわれています。症状がないにも関わらず、知らない間に子宮内膜症が進行している場合もございます。

不妊治療

通常、避妊をしなければ、1年間で80%、2年間で90%が妊娠するといわれております。
2年以上妊娠しない場合を不妊症と診断することが一般的です。1年以上妊娠されない場合は、一度受診することをお勧めします。

漢方薬治療

月経不順

婦人病は漢方薬治療で大幅に改善されるケースも少なくありません。
ただし、婦人病というものに対しての漢方薬の効果というものは、即座に症状に対して影響する西洋医学の薬とは異なります。ゆっくりと普段の生活に取り入れつつ、生活自体を変化させながら原因を取り除いていく方法です。
そのため時間はかかりますが少しずつ症状は良い方向に向かうことになります。

痛みなどを薬で緩和させて、手術などで治療を行う西洋医学との大きな違いはここです。それぞれ、婦人病の症状や体質に合わせて一人ひとり処方を行いますから、効果のある漢方薬はひとそれぞれです。従って、同じような婦人病の症状と言いましても、個人個人でしっかりと受診をし、自分に合わせた漢方薬を使用することが何より大切です。このような症状に効果があります漢方は様々な不定愁訴を含め、次のような疾患に効果があります。

  • 冷え性
  • 月経不順
  • 生理痛
  • 更年期障害
  • 慢性の便秘
  • 子宮内膜症
  • 不妊症 など
  • 婦人病に処方される漢方薬
    • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 生理痛に処方されることの多い漢方薬です。月経の血の凝固を抑え子宮収縮の痛みをやわらげます。
      出産の回復時や手術後のホルモンバランスを整えたりするのにも使用されます。
    • 小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう) 妊娠時のつわりのひどい時などに処方される漢方薬です。
      つわり以外にも嘔吐のひどい時の症状改善として使用されます。
    • 女神散(にょしんさん) のぼせ、めまいなどを血液の循環によって改善させる漢方薬です。
      色々な効果のある生薬を配合していますから、頭痛、動悸、不眠、イライラなどの自律神経失調症の症状から更年期障害の症状まで幅広く対応しています。
      漢方薬には食べ合わせ、飲むタイミングなどがありますから、しっかりと用法を守り普段の生活に取り入れつつ婦人病の症状を改善していきましょう。

更年期相談

更年期相談

月経不順

一般的に女性は50歳前後で月経が不順となり閉経に至ります。この期間に女性ホルモンが減少してくるため、卵巣機能の衰退がおこります。このホルモン環境の変化が、更年期障害といわれるさまざまな症状をもたらします。

また更年期が過ぎても、女性は閉経すると骨粗鬆症や高脂血症のリスクが高くなりますので注意が必要です。

  • 冷え性
  • 月経不順
  • 生理痛
  • 更年期障害
  • 慢性の便秘
  • 子宮内膜症
  • 不妊症 など
  • 更年期の症状
    • 肉体的症状 のぼせ・ほてり・動悸・発汗・倦怠感・膀胱炎・腟炎・月経の乱れ・皮膚の乾燥・肩こり・頭痛・めまい・しびれ・冷え性
    • 精神的症状 不安・不眠・イライラ・情緒不安定・無気力・無感動
    • 更年期障害の治療 更年期の症状には個人差があります。その方に応じた治療法をご案内させていただきますので、お気軽にご相談ください。

ヘルスケア

異常帯下

「帯下」とは一般的に「おりもの」と言います。腟や子宮からの分泌物が腟外に流れ出してくるものの総称です。

  • 症状
    • 普段より量が多い
    • 灰色、緑色、黄色など色があったり、白いかたまりなど状態の変化がある
    • 腟にかゆみやヒリヒリとした痛みを伴う
    ※ただし生理前の14日前後のおりものの量の増加は病気ではありません。

低用量ピル処方

低用量ピルは経口避妊薬のことで、性交渉による妊娠を防ぐことが可能です。ピルには「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンに似た成分が配合されていて、服用すると妊娠したときと同じホルモンバランスになるため、脳が「妊娠した」と勘違いをして排卵が止まるので、きちんと服用すればほぼ100%の確率で避妊ができます。

また、排卵を人工的に抑えることができるため、避妊以外にも生理不順や月経前症候群の改善・子宮内膜症・子宮体がんなどの治療に使われるケースもあります。

避妊相談

以下のような方法で「避妊」のためのピル処方をいたします。

  • 低用量ピルの効果

    低用量ピルの避妊効果はほぼ100パーセントで、しかも非常に安全です。以前、低用量ピルの服用により、乳がんが増える可能性が指摘されていましたが、現在は否定されています。
    それどころか、卵巣がんや子宮体がん、大腸がんのリスクを減少させる作用も知られていますし、月経困難症、過多月経、子宮内膜症、不規則な月経周期などにも効果があります。

    また、将来の妊娠に悪影響を及ぼすこともありえません。さらに、よく耳にする体重増加の懸念も不要です。ただ、まったく副作用が無いわけではありませんが(いちばん懸念されるのは血栓症のリスクです)、当院では服用禁忌(服用してはいけない条件)に触れないかどうかをよく考慮しながら、慎重に処方しておりますので、ご安心ください。

性感染症

性感染症とは性行為を介して感染していく病気で、STD(Sexually Transmitted Diseases)とも言われます。

ひとくちに性感染症と言いましてもいろいろな病気があり、その主なものには、次のような疾患があります。

  • 主な性感染症
    • クラミジア感染症 病原体はクラミジアトラコマティスで、性的接触による粘膜同士の接触で感染します。潜伏期間は1~3週間です。
      症状としては、男性では排尿時痛や尿道掻痒感が生じますが、女性では症状が軽く、無症状のことも少なくありません。診断は性器や尿道からの分泌物や尿、口腔内からの抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。
      治療には抗菌薬(マクロライド系、ニューキノロン系が中心)を使います。放置すると不妊、流産・死産の原因になることがあります。
    • 性器ヘルペス感染症 病原体はヘルペスウイルスで、性的接触による皮膚・粘膜の病変との接触で感染します。潜伏期間は2~10日です。症状としては、性器の痒み、不快感の後、水泡、びらんが生じます。診断は病変部からのウイルス分離、抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。治療には抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)を使います。
      放置するなどは痛くて出来るものではありませんが、放置しても2~4週間で自然に治ります。ただし再発を繰り返すことが少なくありません。
      発熱がある場合には、脳・脊髄への感染の可能性もあるので、早めの治療が必要です。
    • 梅毒 病原体は梅毒トレポネーマで、性的接触による皮膚や粘膜の病変との接触により感染します。潜伏期間は約3週間です。
      症状としては、感染部位(性器、口など)に赤色の堅いしこりやただれができ、近くのリンパ節が腫れます(第1期)。その後3~12週間くらいの間に、発熱、全身倦怠などの全身症状とともに、皮膚に様々なタイプの発疹が現れ(第2期)、さらに10~30年の間に心臓や血管、脳が冒されます(第3、4期)。診断は病変部の病原体を確認(顕微鏡観察)するか、あるいは血液による抗体検査で行います。
      治療には抗菌薬(主としてペニシリン系)を使います。放置すると第1期から2期、3・4期へと徐々に進展します。精神神経異常、死に至ることもあるほか、母体の感染により、出生児が先天梅毒になることがあります。
    • 淋病 病原体は淋菌で、性的接触による粘膜接触で感染します。潜伏期間は2~7日です。症状としては、女性ではおりものや不正出血が見られるか、あるいは症状が軽く、気づかないことも少なくありません。咽頭や直腸への感染もありますが、自覚症状が無く、気づきにくいものです。診断は性器、尿道からの分泌物や口腔などから病原体分離培養、あるいは核酸検査(PCR)で行います。
      治療には抗菌薬を使いますが、各種の抗菌薬に対して耐性率が高くなっています。放置すると不妊の原因になることがあるほか、感染した母体から出産した新生児が淋菌性結膜炎になることがあります。
    • カンジダ腟炎 病原体はカンジダ属の真菌(カビの仲間の総称)です。性的接触により伝播することがありますが、発症するとは限りません。カンジダ腟炎は、免疫力にも関係があります。妊娠中、風邪をひいたとき、疲れた時など、性行為とは関係なく発症することもあります。
      潜伏期間は定まっていません。症状としては、女性では外陰部の痒みとおりものの増加が見られます。診断は顕微鏡観察等による病変部からの胞子や仮性菌糸の検出や病原体の培養によって行います。治療には抗真菌剤の腟錠や軟膏・クリーム、経口薬を使います。放置すると症状が継続したり、再発・再燃を来たしたりします。 温泉・プール・入浴時に他の人に感染させることもありますので、治療しておいたがいいでしょう。
    • 尖圭コンジローマ 病原体はヒトパピローマウイルス(6型、11型が多い。子宮頸がんを発症しやすいのは16型、18型)で、性的接触による皮膚や粘膜の病変との接触です。潜伏期間は3週間~8ヶ月です。
      症状としては、性器・肛門周囲などに鶏冠様またはカリフラワー様の腫瘤が出来ます。診断は、病変部の形態の観察、病原体の核酸検査(PCR)で行います。
      治療は切除、レーザー、クリーム(イミキモドクリーム)などで行います。放置した場合、20~30%は3ヶ月以内に自然治癒します。
    • ケジラミ症 病原体はケジラミです。性的接触による陰股部、陰毛との直接接触が多いのですが、衣類・寝具などを介する間接的感染もあります。潜伏期は不定ですが、1~2ヶ月が多いようです。
      症状としては寄生部位(主に陰股部)の強い痒みです。診断は皮膚・陰部・毛髪などの虫体や卵の確認で行います。
      治療は剃毛するか、フェノトリンパウダーあるいはシャンプーを用いて行います。放置すると、症状の継続あるいは悪化を来たします。放置しても治ることはありません。
    • 性感染症が疑われる症状 次の症状がある場合は、性感染症が疑われます。躊躇させずに早めに受診してください。
      ・おりものの量が増加した
      ・性器の痒みがある
      ・性器のにおいが気になる
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